2021年11月26日金曜日

【試聴レビュー】acoustune「SHO-笙-」/64AUDIO「DUO」/Fiio「FD7」等の試聴レビュー

 主にacoustuneの「SHO-笙-」目当てで試聴に行ってきました。他にも
・Kinera Imperial「Bardl」
・64AUDIO「DUO」
・FiiO「FD7」
・TinHFi「P2Plus Commemorative Edition」
・DITA「SAKURA 71」

あたりを聴いてきたので簡単ですが思ったことを書いておきます。

早速いきます。

■acoustune「SHO-笙-」


軽快で軽やかな音。軽快で軽やかとは・・・なんぞ。。腹痛が痛い的な。
個人的にはもっと音に重さがあった方が好きなのでちょっとハマらないですかね。
ポップにも「モニター傾向」と書いてありますが、確かにそう聴こえます。
すべての音をできるだけ均等に、できるだけ目の前で存在感を発揮させようと、
横一列に並べたような音です。
分離感はいいのでごちゃっと感はありませんが・・・音場感や定位感には乏しく感じられて、
その点でも個人的にはハマりませんでした。

もちろんモニター傾向が好きな方なんかが聴けば全然感想は違うと思います。
実際、かなり評判もいいようですしね。


■Kinera Imperial「Bardl」


中高域特化の音。中高域は伸びやかで非常に綺麗。
鋭利だけれども、カチッとしすぎず適度な柔らかさがあって伸びやか。聴いていて気持ちがいいですね。
見た目的にもオークウッドのハウジングがきれいです。できることなら・・金じゃない方がよかったかなぁ・・

対して低音はすこぶる控えめ。ぽわっと鳴ってさらっと引いていきます。
低音のパンチ力が欲しい方にはまったく合わないと思います。

以前試聴した、DARUMA AUDIO「Vento Conductor T-1000」に関しても「高域特化」と
書きましたが、ちょっと印象が違います。
この「Bardl」のほうが高域のカチッと感が強くなく、適度な弾力がある感じで耳に優しい感じがします。
天ぷらで例えるなら適度な衣の厚さ、たい焼きで言うなら適度な皮の厚さがある感じです。

また、低音のインパクトは「Vento Conductor T-1000」よりもないですが、
その代わり(?)中低域をごっそり削ったような「スカスカ」感がない気がします。

イヤホンのバリエーションとしてありだと思いますが、ちょっとお値段が・・・
15万ですので、なかなかそう簡単にはいかないお値段です。。





■64AUDIO「DUO」


正直言うと・・・あまり書くことがありません。
このイヤホンの特徴やら、「他のイヤホンと比べてこう」というものが
短い時間の試聴では私の駄耳では見出せませんでした。。

最初に聴いた時には
・開放型というほど開放感も感じないかな?
・私の大好きなHA-FW10000よりもホール感はないけれど解像度は高いのでは

と、いうことで「おっ!これはいいかも」という感覚があったのですが・・・
いくつかのイヤホンをふらふらと聴いてきて「もう一度DUOを聴きたい」と戻ってみたら
先ほどの感動を感じられませんでした。


■FiiO「FD7」


前回の試聴の際にFiiO「FD3」の印象が良かったので、この「FD7」を聴くのも楽しみにしていました。
(そもそも前回もFD7を聴きに行ったのに試聴できなかった)

ただ結論・・うーん・・・
FD3が2万円ほどで、このFD7は約8万円ですが、6万円分の上積みがあるとは・・思えませんでした。
ただ、確かめるためにもFD3と聴き比べてみようと思ったのですが、今度はFD3の試聴機がなくて比べられず。。
遠い記憶と比較しただけなので怪しいですが・・・
考えようによっては「FD3の出来が非常にいい」とも言えるかもしれません。





■TinHiFi「P2Plus Commemorative Edition」


平面磁界駆動型ドライバー搭載のイヤホンです。
なんとなく試聴してみたのですが、とりあえずその能率の低さにビビりました。
このイヤホンスマホ直挿しとかじゃ絶対に十分な音量取れないでしょうね。。

音的には・・・すいません。。こちらもあまり書くことを見出せず。。
デザイン的には・・・そうですね。品がないと思います。


■DITA「SAKURA 71」


今更感満載ですが、今回試聴した中で一番印象的だったのが、この「SAKURA 71」です。
「柔らかく優しい音色」という評価コメントや、大変失礼ながら売れていない、人気がないと
見える販売状況から好きな音じゃないだろうし、期待できないんだろうと思っていたのですが、
想像していた音とまるで違いました。

輪郭が流れてしまう、「モヤッ」とした音を想像していたのですが、もっとシャキッと
輪郭を描ける音でした。

そして響きが独特です。筐体に真鍮を使っているからでしょうか。
おそらくどんな楽曲を聴いても味付け感は強くなり「ありのまま」を再現するイヤホンとは
違うのかなという気もしますが、音楽を楽しむに際して「あり」な味付けと感じました。
聴いていて心地よいですし、楽しいイヤホンです。

残念ながら人気がないからか・・・お安く売られている場面に遭遇することもあるような気がするので、
ちょっと購入しようかなんて思っています。嫁に内緒で。
いやぁこれは「見たことない」とさすがにばれるかなぁ・・・

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