2020年3月20日金曜日

FitEar「Parterre」をリケーブルしてみる

コロンとしたかわいい見た目と、
そんなかわいさに似つかわしくない(?)本気度が伝わってくる
チタン削り出しのステム。

 




そのGAPに心をくすぐられるFitEarの「Parterre」ですが、
音的には結構低音に寄っていて、全体的にやわらかく、
中低音以下が、個人的な好みに照らすと膨らみすぎな印象があります。

低音の存在感が大きいながら、中~高域の腰もしっかりしていて、
決して「中~高域がマスクされてしまった」ような印象は与えないところが
このイヤホンのいいところだと思っているのですが、
それでもやはり、低音過多で空気感が重く、モヤっとした印象を受けることも、
特に他のイヤホンと聴き比べした際には感じられます。

ということで、リケーブルして好みに近づけようとTRYしてみました。

選んだケーブルはWAGNUS.の「Water Lily」。
理由としてはメーカーさんによるメッセージが分かりやすいのと、
以前にも使用したことがあり、好印象だったからです。
メーカーさんのHPによると、


”■Water Lilyオススメのケース
 
・ストリングスやハイハットなどの音ヌケを良くしたい、目立たせたい
・現在低域が強く感じるので、軽減させ帯域全体のバランスを良くしたい”

少なくとも説明的には、実にわかりやすく現状のソリューションになりそうです。
で、リケーブルしてみました↓


まず見た目的にはどうでしょうか?
個人的にはさわやかでいいと思います。
ただ、耳掛け部分のチューブ内の針金が外側に来るんですが、
これはなぜ外側なんですかね?
もちろん以前購入したものも同様だったのですが、針金何て見えていいことはない
気がするので、内側(顔側)にくるようにした方がいい気がするのですが・・・
まぁ、この「Lilyシリーズ」はコストパフォーマンスを意識して作られた
シリーズということで、製造コストとかその辺が関係しているのかもですね。


肝心の音の面では、狙い通り好みに寄せることができたと思っています。
この「Water Lily」にリケーブルしたことで、
低音が少し薄くなり、響きが大きく、膨らんだようになっていた
中低音以下の輪郭が締まりました。
低音の主張が控えめになりましたね。

また、おそらく膨らむことで空間も結構食っていたと思うんですが、
膨らみが抑えられたことで、空間の見通しも良くなり、
「抜け」がより感じられるようになりました。
私はこの方が音場感も感じられます。


特に見た目面で気に入っていたParterreを音質面でも
好みに近づけることができて満足ですm(__)m

0 件のコメント:

コメントを投稿