前回の「acoustune「HS1697Ti」開封編レビュー」に続いて
レビューを書こうと思います。
限定販売だった「1695Ti」を試聴し、いいなと思いつつも、
「キンキラだなぁ・・どうしようかなぁ・・」と考えているうちに購入しそびれたので、
その「1695Ti」の音が欲しいと思って乱暴ですが試聴もせずに購入したのがこの「1697Ti」です。
■音質
前述のように「1695Ti」の音が欲しいと思って購入してみたわけですが、個人的結論を言ってしまうと、「1695Ti」の音とは違います。
ハチャメチャなこと言うようですが、「違うイヤホンなんですから当たり前」ともいえるでしょうか。
あくまで試聴且つ記憶との比較でしかないですが、「1695Ti」はもっともっと中域が
太く&濃く、ハッキリ&しっかりしていて、輪郭も明確なすばらしき「マッキーサウンド」でした。
(※こういう太く&濃く&しっかりしたサウンドを勝手に油性マジックの「マッキー」みたいだ
ということでそう呼んでいます。)
それに対して「1697Ti」はより低域の存在感に(相対的に)軸足を移している印象です。
中域特化のかまぼこ型からもっとバランス型にと。
「1695Ti」はボーカルなど中域が、とにかく主役であった印象なんですが、
「1697Ti」は低域の主張が強いので、相対的にボーカルは控えめに感じられます。
輪郭も「1695Ti」よりも緩く&柔らかで、そこまでカッチリしておらず、よりなんというか
より「空気感」みたいなものを出そうとしているサウンドに感じられます。
ハッキリとした太さや濃さという意味では相対的に控えめですが、例えばボーカルとの距離感的には
一般論でいうと近い分類だと思います。
近いんですが、輪郭は緩くそこまでカッチリ&ハッキリ&シッカリした印象でもないので、
「1695Ti」のようにボーカルの存在感が目を見張るほど際立つということはない。
そんな印象です。
先ほど低域が強いと言いましたが、強いと言っても他帯域をマスクしてしまうような支配的な
低音をブオンブオン鳴らし中高域を曇らせてしまうようなことはありません。
あくまで乱暴にはならないけれども量感ある低音です。
個人的にはもうちょっと低音を控えめにして、中高域の抜けを良く&存在感が欲しいので、
イヤーピースを交換してみました。
あ。今までの感想は基本的にacoustune標準のイヤーピースである「AET07」です。
まずは「低音を締めたい」「低音の量感を(相対的に)減らしたい」「中高域の抜けを良くしたい」
そんなときのいつもの選択audio-technicaの「SOLID BASS」です。
期待通り中高域の抜けをよくし、相対的に低音の存在感を調整してくれます。
が、このイヤーピースのもう一つの特徴だと個人的には思っている、
センターへフォーカスを強める効果が強く出すぎる印象でした。
音がセンターに集まりすぎて、音場的な広がりが欠けてしまいます。
今度はAZLA「SednaEarfit」です。こちらも上記「SOLID BASS」同様に低音の存在感を
控えめに調整してくれる作用が期待できると思っています。
やってみた結果、こちらのほうがより当たりだったと思います。
低域と対する中高域の存在感の調整という点ではSOLID BASS同様ですが、より空間の広がりが出ます。
LIVEものの音源なんかは、音の独立性がより感じられ、その音が空間へ広がっていく様が
より感じ取りやすくなったと思います。
と、いうことでこのイヤホンはこのAZLA「SednaEarfit」で運用していこうかと今のところは思っています。
またケーブルが結構重いので、場合によって耳掛け部分の重さが気になるような方もいるかもしれません。
ちょっと求めていたもの=「HS1695Tiの音」とは違ったかなというのが結論ですが、
もちろんこれはこれでありな音です。
この「1697Ti」付属のケーブルは8芯ですが、「1695Ti」に付属のケーブルは16芯でした。
もしケーブルを「1695Ti」と同じものにしたらどうなるだろうか?なんて考えています。
機会があったら是非リケーブルしてみたいと思います。
「1695Ti」はボーカルなど中域が、とにかく主役であった印象なんですが、
「1697Ti」は低域の主張が強いので、相対的にボーカルは控えめに感じられます。
輪郭も「1695Ti」よりも緩く&柔らかで、そこまでカッチリしておらず、よりなんというか
より「空気感」みたいなものを出そうとしているサウンドに感じられます。
ハッキリとした太さや濃さという意味では相対的に控えめですが、例えばボーカルとの距離感的には
一般論でいうと近い分類だと思います。
近いんですが、輪郭は緩くそこまでカッチリ&ハッキリ&シッカリした印象でもないので、
「1695Ti」のようにボーカルの存在感が目を見張るほど際立つということはない。
そんな印象です。
先ほど低域が強いと言いましたが、強いと言っても他帯域をマスクしてしまうような支配的な
低音をブオンブオン鳴らし中高域を曇らせてしまうようなことはありません。
あくまで乱暴にはならないけれども量感ある低音です。
個人的にはもうちょっと低音を控えめにして、中高域の抜けを良く&存在感が欲しいので、
イヤーピースを交換してみました。
あ。今までの感想は基本的にacoustune標準のイヤーピースである「AET07」です。
まずは「低音を締めたい」「低音の量感を(相対的に)減らしたい」「中高域の抜けを良くしたい」
そんなときのいつもの選択audio-technicaの「SOLID BASS」です。
期待通り中高域の抜けをよくし、相対的に低音の存在感を調整してくれます。
が、このイヤーピースのもう一つの特徴だと個人的には思っている、
センターへフォーカスを強める効果が強く出すぎる印象でした。
音がセンターに集まりすぎて、音場的な広がりが欠けてしまいます。
今度はAZLA「SednaEarfit」です。こちらも上記「SOLID BASS」同様に低音の存在感を
控えめに調整してくれる作用が期待できると思っています。
やってみた結果、こちらのほうがより当たりだったと思います。
低域と対する中高域の存在感の調整という点ではSOLID BASS同様ですが、より空間の広がりが出ます。
LIVEものの音源なんかは、音の独立性がより感じられ、その音が空間へ広がっていく様が
より感じ取りやすくなったと思います。
と、いうことでこのイヤホンはこのAZLA「SednaEarfit」で運用していこうかと今のところは思っています。
■その他
ステムは比較的浅いところに留まるので、いつもよりも1段階大きいイヤーピースがいいように思います。またケーブルが結構重いので、場合によって耳掛け部分の重さが気になるような方もいるかもしれません。
ちょっと求めていたもの=「HS1695Tiの音」とは違ったかなというのが結論ですが、
もちろんこれはこれでありな音です。
この「1697Ti」付属のケーブルは8芯ですが、「1695Ti」に付属のケーブルは16芯でした。
もしケーブルを「1695Ti」と同じものにしたらどうなるだろうか?なんて考えています。
機会があったら是非リケーブルしてみたいと思います。
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【追記】2021/2
acoustuneから発売された「ARS100」シリーズでリケーブルしてみました。
1695ti付属のケーブルと同じ16芯、3重シールド、2重ツイストのケーブルです。
このケーブルへのリケーブルで1695tiを再現できるのか…
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ちなみに取扱説明書には、ケーブル接続時にクリック感がある旨の記載があったのですが、
私はどうも感じられません??私だけでしょうか??
ちなみに取扱説明書には、ケーブル接続時にクリック感がある旨の記載があったのですが、
私はどうも感じられません??私だけでしょうか??
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