2020年11月1日日曜日

Victor「HA-FW10000」のリケーブルを求めて~とりあえず自作してみる~

Victorさんのフラッグシップイヤホン「HA-FW10000」
発売後それなりの時間が経っていますし、各メーカーさんからも新しいモデルが発売され、当然私も試していますが
いまだにこのイヤホンを超えるものはありません。個人的には。

そんなHA-FW10000によろしい4.4ミリ5極のリケーブルはないだろうかというお話です。








上記問いに対して、答えはまだありません。むしろどなたかお勧めを教えてください。
答えが探せていないので、自分でとりあえず作りました。という話ですm(__)m

今現在はFW10000にVictorのバランスケーブル「CN-HM01MB」で運用していますが、

この「CN-HM01MB」はご覧のように3.5ミリジャック×2のタイプのバランスケーブルなので、
例えば外に持ち出してDAPで使うという場合に非常に使いにくいです。まぁ外に持ち出さないんですが。
もし持ち出すときのことを考えて、同じバランスでも4.4ミリで日頃から運用したいと思っています。
4.4ミリなら家の据え置き機である「UD-505」でも使え、DAPでも使えると。
正直このケーブルは紐っぽくて格好良くないというのもあります。

どんなものが良さそうかなぁともちろん自分でも探しているのですが…なかなか踏ん切りがつきません。
例えばBEAT AUDIOとかケーブル単体だけ見れば、きれいでいいなぁと思うんですが、なんかこのFW10000には
合わない気がするなぁとか思ったり…
何ていうかきれいすぎるというか、おしゃれ過ぎるというか…もっとこう渋いやつのほうがビジュアル的に
しっくりくるなぁと思ったりして決まりません。
Mix WaveさんのHPより

結構お高いですしね。そうポンポン買えるものでもありません。
と、いうことでお勧めがある方いらっしゃいましたら教えてくださいませm(__)m

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【追記】2020/11
数少ないイヤホン仲間がnobunaga labsの「澪標(みおつくし)」を貸してくれたので、
試してみました。
ちなみに私は「澪標」、読むことすらままなりませんが、航路を示す標識のことだそうです。

最終的には「自分もこれにしよう」とはならなかったですが、よかったです。
よりエッジをはっきりさせた音になり、解像感が上がります。
ただ、比較的にセンターに音が集まる傾向がある気がして、音の配置的には
現状の「CN-HM01MB」のほうが好きだなと思って乗り換えはしませんでした。
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で、とりあえずすぐできる策として、「自分で作る」を実践しました。
今までも自分でリケーブルを何本も作成しています。線材を替えたりプラグを金メッキからシルバーメッキにして…
さらにロジウムメッキを試したり…と一時期結構作ってました。

そんな中で、CANAREの「L-4E6S」というケーブルが自分の中では当たりでよく使っていました。
「L-4E6S」は適度にエッジが立って、音の輪郭が流れることがなく、モヤっとした空気感にならない点が気に入っていました。
今回もこのケーブルで4.4ミリバランスケーブルを作成します。


出来ました。(3分クッキング方式-改)

と、思ったんですが、線材を間違えました。この↑ケーブルはMOGAMIの「2534」というやつです。
しかも4.4ミリプラグのカバー部分というんでしょうか?抜き差しする際に持つ部分を前もって通さずに
はんだ付けしてしまい…収縮チューブ仕様となりました。。

音的には…非常に個性的な音となりました。高域の解像感は高くなるんですが、その代わりに
中域がかなり引っ込みます。
以前このケーブルでケーブルを作った際にはこんな個性的な音だった記憶はないのですが、
少なくとも今回の

UD-505 + MOGAMI「2534」 + HA-FW10000

という組み合わせだとなかなかにパンチの効いた個性を発揮してくれてしまいます。


今度こそ「L-4E6S」です。FW10000との色の相性を気にしてるとか言っておいて、なぜに赤なんだ?という
話ですが、これは家にこの色しか在庫がなかったからです。。`
また、一応ですが4.4ミリプラグmmcx端子もNobunaga Labsさんのを使っています。
過去に色々試した際にNobunaga Labsさんのものがいろいろな意味で一番確かだったからです。
FURUTECHさんのもいいんでしょうが…ちょっと高すぎます(プラグで5,000円とか)。。
Amazonにもいろんなメーカーのものが売っていますが、それなりのお値段で購入出来て且つ個体差なく間違いない
商品ということでNobunaga Labsさんにお落ち着いています。

音的には…うーむ。結果物足りないです。相対的に低音が充実し、全体的に太く力強い表現はできるように
なったのですが、代わりに空間の「晴れ感」、見通しの良さが犠牲になってしまいました。
音自体は鮮度が下がるようなこともなく問題ありません。音がないところの表現というかコントラストが
私の好みとは違うものになってしまいました。
空間の晴々感を維持したままこの太い表現も両立できればよかった…

ちなみにこの「L-4E6S」ですが、そもそもがマイク用のケーブルなので、イヤホンケーブルとしては
硬く&太く取り回しは最悪ですし、写真の青と白の部分はタッチノイズ耐性も無に等しいです。
ですので、運用上は家でじっとしている時にしか使えません。
そもそも「外に持ち出すことを考慮して」検討し始めたはずなのに…

いらっしゃらないとは思いますが、マイクケーブルでイヤホン用リケーブルを作成しようとお考えの方は
お気をつけくださいm(__)m


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