2020年3月8日日曜日

【レビュー】canal works「CW-U12aEX」

今回はcanal worksの「CW-U12aEX」のレビュー(リライト)です。

このイヤホンを購入してからも同価格帯(5~6万円)以上のイヤホンは
いくつも試聴も購入もしていると思いますが、
それらと比較しても、かなり優秀なイヤホンだと思っています。
まず見た目が美しい。


私の写真の技術という問題があるので、その美しさをどこまでお伝えできるか・・
疑問ですが、透明度の高いクリアなハウジングに
ゴールドの「CW」のロゴ。
そして、白・黒・赤・青の内部配線による挿し色(?)。
清潔感と上品さがあるデザイン性が素晴らしいです。
デザイン的にはfinal「F7200」と同じくらい好きです。





このモデルは2BAモデルで、下位モデルに「CW-U02」という1BAのものもありますが、
こちらは赤の配線がないため、ちょっと色的には殺風景な感じに写ります。

またドライバーが1機減る分だけ、構成要素が減るので、
クリアなハウジングの中身の「詰まってる感」も異なり、
その点でもより「詰まって」見えるU12aEXのほうがなんか満足感があります。
ハウジングのクリアさと散りばめられた(?)各色のバランスが素晴らしい

■音質
音場が広大とは言いませんが、非常に奥行方向の再現性に優れ、
立体的な音場表現ができるイヤホンだと思っています。
ほんの少しだけ、各音の奥行方向の差を認識させるのがうまくて、
それが全体の立体感の印象としてはかなり違ってきます。
同じ曲でも他のイヤホンでは感じ取れない定位感を認識させてくれるので、
聴いていて楽しいイヤホンです。

私が気にするところである、音の輪郭は硬すぎず柔らかすぎず、
エッジが立ちすぎて耳に刺激的すぎることもなく
流れ過ぎてモヤモヤと締まりのない音になることもなく、なかなか絶妙なところです。

2BAということもあって、やはり(?)中~高域よりの音になります。
が、「低音大好き人間」さんでなければそこまで不足を感じることもない
低音だと思います。
低音は加古隆さんの「パリは燃えているか」という曲で試すことが多く
本当に低音が少ないイヤホンだと芯ばかりで肉付きのないスカスカな低音になるのですが
結構このイヤホンはいけます。
もちろんもっと量感多くor(and)低いところから唸るような低音を出す
イヤホンは他にいくらでもありはしますが。

■その他
イヤーピースは付属のものではなくfinalの「Aタイプ」が個人的にはGoodだと思います。
まさかの「みんな大好きEタイプ」ではなく、「Aタイプです」。
Aタイプにした方が一音一音の輪郭が締まり、クリア感が増します。
またEタイプとAタイプ、同じMサイズで比べた場合、
あくまで私の耳ではですが、密閉度が高い気がしています。

付属のケーブルは・・・完全に緑化してしまいました。
取扱説明書にも汗や整髪料で緑化することがある旨の注意書きがありましたが
ここまでとは・・・思わなかった・・・。
耳掛け部分から10cm~15cmは完全に緑がかってしまっています。。
是非皆様はご注意ください。


いつも店舗に在庫があるようなイヤホンではなく、
取り寄せとなっていることが多いですが、
そんな手に入れにくさもありつつも、2017年に発売してから
今に至っても取り扱いされているので、たぶんそれなりに人気なのかな?
と思っています。
どこでも取り扱いがあるイヤホンではなく、当然どこでも試聴できるようなものでは
ないんですが、非常にいいイヤホンですので、
機会があれば是非手に取ってみてくださいm(__)m

ちなみに本体と違いパッケージはこんな↓感じで、
色気も何もなく、開ける楽しみは・・・ありません。
 

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