私がイヤホン集めをし始めた結構初期に手にしたイヤホンで、
旧ブログでレビューを書いたこともありますが、時間も経ちましたし改めてということで書きたいと思います。
ちなみに上記写真は
被写体を右に寄せつつ、左になにかこうおしゃれなロゴ的なものを・・・
と意図して撮影しているわけではありません。撮ってから気づくセンスのなさです。
2016年に発売されて以来、ONKYOさんの第一線イヤホンで、
息の長いイヤホンだなぁと思っていたのですが、
このブログを書くにあたって調べたところ既に生産終了品になっていました。
ONKYOさんもまぁ色々大変そうですし、
悲しいかなあまり・・・イヤホンとか開発する意向はないでしょうか・・
見た目的にはなんといってもこの大きなベントが特徴的ですね。
マイクもついていて、それ故にプラグは4極です。
確かyoga bookだったか・・・な?とはどうもこの4極が相性が悪いらしく
イヤホンジャックに挿しても音が全くでなかった覚えがあります。
また、この付属のケーブルも特徴的ですね。
個人的には工事中の看板にしか見えず、なーんでこの色にしたのかなぁ~
と思っています。
と言ったものの、最近あの工事中の看板・・・街で見かけないような・・
まあ、どうでもいい話です。
■音質
BAとダイナミックのハイブリッドモデルです。
最初は良くも悪くも非常に「ハイブリッド感」のある音、
良く言えば低音と高音にメリハリがあるで、悪く言えば
低音と高音で異質性を感じる音、だという印象だったのですが、
いま改めて聴いてみると、以前の印象よりも馴染んで聴こえます。
私の聴覚の問題か・・・エージング等イヤホン側の問題かは
分かりませんが・・・。
馴染んだ印象の中でも、高音は光るものがあり、
空間の中を「シュピーン」と駆け抜けるような存在感があります。
刺さりが気になることは基本的にないですが、
金属音的なものに関しては「もうちょっと存在感落としていただければ・・」と
思うこともなくはないですね。
逆に弦楽器ものなんかは非常にきれいに表現してくれる気がします。
逆にあくまで低音は控えめです。
控えめなんですがこのイヤホンはそこがまたいいです。
下手に低音の量感を多くしたり、量感を演出するために低音を引き伸ばしたり
といった演出を感じず、それによって全体的に上品な仕上がりになっています。
「腹の底に響くような低音」や「触覚で感じるような低音」とは
勿論言いませんが、ただただ量が少ない or 薄いというだけでもなく
「確かにあるけど無駄に主張はしない低音」という感じです。
ボーカルに関してはなかなかに生々しい存在感があります。
少々なんというか、ボーカルが発生している成分の中でも
メインに聴きたい&聴かせたい音に対して、
比較的歯擦音的な「空気が走るような音」が目立つ傾向がある気がします。
歯擦音的とは表現しましたが、過度に「刺さる」とか「刺激が過ぎる」
ということもなくギリギリのラインでチューニングされていると思うのですが、
その空気の音によって主成分が薄まっているような印象を受け、
またその辺が影響して全体的にドライな表現に感じる気がします。
■その他
装着感に関しては、ひょっとしたら工夫が必要かもしれません。
ステムが耳奥に入らず、浅いところで留まるので、
私の場合はいつもよりも1サイズ大きなイヤーピースを使っています。
(ちなみに上記写真のものはSymbioEartipsのLサイズです)
ステムは楕円形です。耳穴の形にあっているということでたまに採用しているイヤホンがありますね。 |
遮音性はお世辞にも良くはありません。
まぁ大きなベントもありますし・・。
ただしトレードオフで開放感もあり、あまり遮音性を日頃から重要視していない
私としては開放感>遮音性でOKです。
トータルすると、細かく聴いていくと&聴き比べていくと
気になるところは出てきますが、
ふと気づくと、私の頭の中でそんなときの比較対象となっているのは
全て10万を超えるイヤホン達です。
しかもこのE900Mよりも新世代のイヤホン達でもあります。
時代や価格(確かこのイヤホンは¥30,000~¥40,000くらいだったと思います)を
考慮すれば尚更優秀なイヤホンだったんだろうなと思います。
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