2020年2月29日土曜日

【レビュー】Noble Audio「SAVANT」

Noble Audioの「SAVANT」のレビューです。

ブログの引越に際して、こうして過去にブログを書いてから
比較的時間が経過しているものをリライトしています。

このSAVANTも比較的初期に購入してレビューを書いたもので、
その割り切ったブラックのデザイン性に惹かれて購入しました。





ブラックのハウジングにゴールドのネジ?がいい感じでアクセントになっています。
商品写真はもっとこう樹脂感、プラスチック感がなくて高級感があるのですが、
実物は・・・「THE プラスチック」な感じで、
正直なかなかに・・・チープではあります。

個人的な印象としてNoble Audioは音はいいのですが、
なんというかデザイン性は・・・です。
特にこのSAVANTの時代のイヤホンはどれも「単なる黒い塊」感があります。

その後のラインナップはより色も多用されるようにはなりました。
以下の私も所有している「SAVANNA」もカラーが入っていますが、
センスは・・・いいとは思えません。あくまで個人的にはですが。


と、真っ黒でもカラーが入っても文句言っているようですが
私はこのSAVANTのチープな黒い塊イヤホンがデザイン的にも好きです。
このチープさが・・・なんとも言えず愛おしくなります。
基本的にわざわざチープなものを選ぼうとは思いませんが、このSAVANTと
FitEarの「Parterre」は「チープ。だがそこがいい」となぜか思います。


■音質
ドライバー構成非公開で発売されましたが、どうもBA×2の構成のようです。
それまでだいぶ好評を博しながらドライバー構成がBA×2と知れると
「低音が薄い、足りない」と文句が出だしたようですが、
私はそんなに低音ゴンゴンが好きでもないということもあって、
低音にもそんなに文句はありません。
ただし例えばFaudioの「Major」等低音に定評のあるイヤホン達と比べると
その質、量ともに劣るとは思います。だいぶ。

帯域バランス的には中域に比重を置いている印象で、
ボーカルものは中心となるボーカルに自然とスポットが当たり分かりやすい、聴きやすい印象です。
音は尖りすぎることもなく、丸すぎることもなく適度な刺激で、
低音の量感は控えめであることもあってか、全体的にスッキリとした印象です。

スッキリはしているのですが上や奥に抜ける感じがあるかと言われると
そういった印象はちょっと薄く、音のない空間にも「何かが詰まっている」という
感覚があります。
もっとこうこの点、アパレルの定員さんじゃないですが、「抜け感」があると
より好きですが、まあ贅沢ですね。


■その他
Noble Audio全体に言える気がするのですが、
装着感は若干難がある気もします。
ステムの長さや角度、太さとイヤーピースのフィッティング。また
付属ケーブルの耳掛け部分や耳の形との相性でもって、耳掛けしている際の耳掛け部分の
頂点を支点にイヤーピースの下方から段々と抜けてくるような傾向があります。
ですのでイヤーピース選びは結構重要な気がします。
フィッティングさえ得られればハウジングも軽いので(なんといってもチープなプラスチックなので。。)、長時間使用しても疲れないと思います。


この「SAVANT」、現行モデルではないからこそ中古で格安(10,000円くらい)で
手に入ります。
(少し前まで新品の市場在庫もあったようなんですが、最近は見ませんね)
個人的には結構最新のイヤホンとも戦えると思ってるので、
ひょっとしたら「格安で音のいいイヤホン」の選択肢になる・・・かも・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿