2020年8月30日日曜日

TEAC「UD-505」レビュー~4.4ミリバランス接続&Bulk Pet転送~

TEAC「UD-505」のレビューブログとしては3本目です。今回は
・4.4ミリバランス接続を使用してみた話
・Bulk Pet転送を試してみた話
・iFi Audio「Micro iDSD BL」と併用するのにUSB配線に困った話

について書きたいと思います。
前回のブログでもUSBケーブルをかえようと言ってましたが、それについてはaudioquestの「CARBON」をチョイスしましたが
まだ試していないので今回は触れません。
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【追記】2020/9
UD-505のUSBケーブルを「CARBON」に変更したブログはこちら
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■4.4ミリバランス接続を試してみる

もともと経験上バランス接続は必ずしも良くなるものでもないと思っていました。
もちろん良くなることもありますが、
必ず好みになるかと言われたら、場合によっては「シングルエンドのほうがセンターのエネルギーがあっていい」
なんて感想を持ったこともありました。

ので、どうしても4.4ミリバランス接続ができることが必要とも思っていませんでしたが、できる環境があるなら
それはそれに越したことはありません。

運よく(?)BriseAudio「UPG001SE」の3.5ミリシングルエンド4.4ミリ5極のものを所持していたので、
これで試しました。


先述のように必ずしもバランス接続することで良くなるとは個人的には思っていないので、
イヤホンも以下のようにいくつか試しました。
いくつか試すことで可能であればこのUD-505における4.4ミリバランス接続の最大公約数を見いだせれば・・・と。
CanalWorks「CW-U12aEX」KZ「AS06」NobleAudio「SAVANNA」です。
NobleAudioの「M3」なんかも当然考えたんですが、ちょっと癖が強いのでやめておきました。



で、結果ですが、程度の差はあれど、基本的にどのイヤホンにおいてもバランス接続はプラスに働いてくれたと思っています。

・線がしっかりと太くなり
・特に中低域の余計な膨らみや輪郭の滲みを抑制

してくれることでより音にエネルギーが感じられ、音場感や定位感を感じ取るのを阻害する無駄な膨らみ、響き
がなくなることで、音場感や定位感が特に良くなり、音の方向や距離感を掴みやすくなるように感じました。

とは言え、イヤホンによっては「シングルエンドのほうが」という場合もあり得るのだろうと思いつつも
3つ試していずれもポジティブな印象なので、他のも試したくなります。

ちなみに一番変化が大きいと感じたのは「CW-U12aEX」で一番差が小さかったのは「SAVANNA」です。
「SAVANNA」はおそらくそもそも中低域が薄いイヤホンだと思うので、その辺のイヤホン本来の
素性とのマッチングの兼ね合いでしょうか。

■Bulk Pet転送を試してみる

正直言ってしまうと・・・あまり違いが私の耳では分かりませんでした。
強いて言うならBulk Pet4がより空間の奥方向への抜けがよくなり、音場表現力に長けるようになる
ような気がしないこともないような気がしないこともなくもない・・・
というスーパーにうっすい印象的な違いしかわかりませんでした。

参考までに嫁にも「違いがわかるか?」と聴いてもらったんですが、わからないようでした。
夫婦そろって残念なことです。

■iFi Audio「Micro iDSD BL」と併用するのにUSB配線に困った話

この「UD-505」非常に気に入ってもちろん今後も使っていくのですが、micro iDSD BLも併用しようと考えました。
が、それを普通にしようと思うと、PCから2台のUSB-DACへ2本の線が出ることになり、非常に・・・
鬱陶しい。。

ということで、音的に大丈夫なのか心配になりながらも、一旦USBハブをかませることでPCから出る線は
1本にしようということを試みました。
さすがの私もハブへの電源供給はバスパワーではなく、セルフパワーを選ぶべきと思い、

これでPCから伸びる線は1本となりスッキリしました。
が・・・音質的にはよろしくありませんでした。
この手のハブを使う場合は「磁石がついていないものを」という先人の知恵を拝見したことがあるのですが、
このUSBハブはデスクの横等にくっつけられるように磁石が内蔵されているようです。
そこが悪いのか分かりませんが、先述した4.4ミリバランス接続の恩恵の真逆のようでした。
全体的に滲んでしまって、定位感や音場感が分かりにくくなります。

ということで速攻で外すこととなったのですが、それはそれで配線が・・・






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