MOONDROP(水月雨)の「SSR」というイヤホンを購入してみました。
理由はイヤホンを見て「白いハートみたいでかわいいから買え」というお嫁様の指示に従ったまでです。
と言いつつも、結構この潔い白さに個人的にも惹かれました。
ちなみに他にもピンクとグリーンがあり、どちらも淡く優しい色で女性受けも良さそうです。
「SSR」とは「Super Spaceship Reference」の略だそうです。
なんとも壮大で格好いい名前ですね。
■開封
早速開けていきます。
外箱です。いつものように女の子のイラストが描かれています。
一応ですが、この女の子及び女の子のイラストが描かれているということに特別な感情はありません。
箱は以前レビューを書いた「CHACONNE」のものに比べるとかなり小さいです。
私のコンパクトサイズのマウスと比べてもこんなもの↓です。
裏です。再生周波数帯域のところに
20-20000Hz(IEC60318-4)20-40000Hz(1/4inch Free-field Mic)
と2種類書いてあり「このイヤホンシングルダイナミックだよな?」と思ったのですが、調べてみると
どうやら再生周波数をどう(何で測るか)の問題のようです(たぶん)。
「IEC60318-4」というのは挿入型イヤホンの音圧や周波数特性を計測するための「イヤーシミュレーター」というもののようです。
「1/4inch Free-field Mic」というものは「Mic」とあるようにマイクのようです。
小さいです。こんなに小さいとは思いませんでした。後で他イヤホンとの比較写真が出てきますが、
かなり小さいハウジングです。
イヤホンの下にはドキュメント類が入っています。
売り文句に
ハウジングの素材にはリキッドメタルが採用され、特殊なネジで固定し、「水月雨」史上最強の安定性を誇ります。
とありますが、意地悪なことを言うと
「史上最強の安定性」ってなんなんでしょう・・・ね?
多少ごつい感はありますがT3-02や、「コロンとかわいい」でおなじみのParterreと比べても明らかに小さいです。
左:T3-02 右:SSR |
左:SSR 右:Parterre |
スライダーにはブランド名が刻まれています。
■音質について
音質についてはまだ聞き始めたばかりですが、想像していたよりも全然いいです。正直に言うと、この値段や開けてびっくりの大きさ等から勝手に「こんなもんだろう」と想像していたよりも
明らかに良い音を鳴らしてくれています。
現在のところは、中高域の聴きやすさ&存在感を重視したチューニングに聴こえますが、低域も出ていないかと言われると
そんなこともありません、小ぶりな6mmのダイナミックドライバーから、広がりはそんなにないですが、
代わりに結構弾力のあるいい(好きな)低域を感じ取ることができます。
その他に感じたことを簡単に書いておくと
・結構ボリュームが取りづらい
・最初は非常に音が詰まったように「のびのび感」がないんですが、
数時間程度エージングしただけで開放的になる
といったところでしょうか。
嫁のリクエストに応えて購入したということもあって、さらっと開封してさらっと聴いてみるかくらいに
考えていたのですが、もっとじっくり試してみたくなりました。
もう少し聴いてから改めて追記したいと思います。
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【追記】2020/10
1つ1つ独立した音を聴くには解像感もあって非常にコストパフォーマンスのいいイヤホンだと思います。
非常にクリアで曇った感覚がなく、中高域を綺麗に前に押し出してきかせてくれます。
低域も上記で書いているようにコンパクトながら、弾力のある低域が一歩下がったところで
支えてくれます。
音場感とか定位感とかいう話になるとチョトキビシイ…という気がします。
全ての音を綺麗に聴かせてくれる反面、音の配置・定位感にはこだわりがないように聴こえます。
全てが横並びで配置のコントラストが薄く、そういう意味ではモニター的な表現にきこえます。
「音場とか定位とか考えずにクリアネス。この価格帯で可能な範囲でその一点に集中しました」
というイヤホンな気がします。
レビューなのでいいことばかり書いても仕方ないので、マイナスポイントも私なりに挙げましたが、
この価格でこれだけクリアな音を聴かせてくれるという時点で十分当たりだと思います。
小ぶりでかわいいですし、特に女性にはいいんじゃないでしょうか。
あ。1点忘れるところでした。
このイヤホン、なかなか盛大に音漏れします。
所持している人しかわからない話で恐縮ですが、final「MAKE2」レベルで音漏れします。
(MAKE2は自分でチューニングすることで音漏れを抑制できるようですが)
「電車の中で大音量」はまず不可能なレベルと思いますので、外での使用はお気をつけあそばせm(__)m
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