2021年7月24日土曜日

カナルワークス「ジェル入りイヤーチップ 肉球」レビュー

 暑いですね。こんな暑くて外に出れない日は家でじっくりイヤホン品評会をするに限ります。
ということで、今回はイヤホンではないですが、イヤーチップ(イヤーピース)のレビューです。
イヤーピースはカナルワークスさんの「ジェル入りイヤーチップ 肉球」です。
Canal Worksの「肉球」
Canal Worksの「肉球」

なんとなくネーミングはカナルワークスさんらしくないような気もします。なんというかこう、もっとシュッとした名前を付けそう。
勝手なイメージですし、別にネーミングにケチをつけるつもりもありません。ただの感想です。

ちなみに嫁は大の猫好きなんですが、この「肉球」というネーミングだけでかわいいとニヤニヤしています。
うちの嫁、なんか変だと思う。。
ちなみにその2で、そんな猫大好き人間ですが、ありがちな展開で猫アレルギーです。









この製品は傘部分と軸部分の間にジェルが入っていて(ジェルで埋まっていて)、そのことにより遮音性や気密性上昇による豊かな低音の再現性、
よりよいフィット感が得られますよ。という製品です。
Canal Worksの「肉球」
白いのがジェルです

小さなプラスチック製のケースに収められています。
Canal Worksの「肉球」


■使用感

まずは音質的なものを除く使用感についてですが、私のようにイヤーピースをとっかえひっかえしながら使うような人にとっては
なかなか難しいです。なぜならイヤホンによっては外すのが非常に難しいです。

以下のようにパッケージにも傘がめくれてしまわないようにとの注意書きがありますが、これがなかなか難儀。。
Canal Worksの「肉球」取り外し方

例えば以下のようなノズル(ステム)部分のくびれがしっかりしているものだと、装着はできますが、ジェルが指にくっついて
所定の場所から飛び出てしまって元に戻すのに苦労する・・・といった具合に
取り外しと場合によってはジェルを元の場所に収めるのにだいぶ苦労します。
こういったくびれが深いノズルだと外すのが大変・・

ので、基本的に以下のようなノズルにくびれや段差がない(少ない)タイプのイヤホンでのご使用をおすすめします。
もちろん一度装着したら外しませんということであればそんなに問題はないと思います。
こういったくびれの少ないタイプなら比較的外しやすい





■音質

音質についてですが、今回は同じ「傘と軸の間埋まってます」系のイヤーピースである、
Symbio Eartips」と比較してみました。
埋まってます系のイヤーピースではSONYの「ノイズアイソレーションイヤーピース」なんてのもありますが、もう終売していて
極めて入手性が悪いはずなので比較対象にはしませんでした。
Canal Works「肉球」と「Symbio Eartips」
左:肉球 右:Symbio Eartips

Symbio Eartipsの場合はジェルではなくフォーム素材が軸と傘の間に入っています。

で、音は・・・うーーーーーーん・・・・正直私にはあまり違いが判りませんでした。
肉球のほうがスッキリしていて抜けがいいかななんて違いを感じることもあるんですが、じゃあそれがある程度の一貫性をもって
他の音源でも同じように感じられるかと言われると・・・そうとは言えない感じがします。

そしてこの違いはフィット感の違いによる印象の違いによるものな気もします。
音が違うのではなく内耳に対する圧迫感等のフィット感が違うことでなんか音も違っている気がするという意味です。

先述したようにフィット感や装着感は全然違います。
肉球のほうが柔らかく軽く、より軽快な付け心地で、「まるでイヤホンをしていないかのような」という装着感に近いのは
圧倒的に肉球です。
逆にSymbioはより硬く重く、装着時の圧迫感はこちらのほうが出やすいと思います。

装着感が異なるということは気密性なんかも異なってきて、そうなると低音の抜け方なんかも違ってきて・・
つまりは音も違うんじゃないかという気もするんですが・・・なんか私の耳ではその違いは認識できませんでしたね。THEバカ耳。

でもとりあえずイヤーピースとしてはフィット感が悪いと致命的ですが、軽く&柔らかく、柔軟性があってフィット感はいいので、
イヤーピースとして使用するのには問題ないと思います。

ので、「江戸っ子気質なので普通のイヤーピースじゃ嫌」であったり、ちょっと変わったイヤーピースを使っていることで
「そのイヤーピースなんですか?変わってますね?」とナンパされるといった展開を希望の方は一度お試しいただくといいかもしれません。
そんな展開があるのかはお約束できませんが。
でも過去に街中で知らない女性がCampfire Audioの「IO」をして歩いているのを見かけて、一瞬お友達になれるのではと
声かけそうになったことがありました。


なんか・・・今回はちょっとふざけすぎた気がします。。

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